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⑦ 特定有害化学物質・農薬ガイドライン

⚠️ 有害化学物質・農薬は「成分」が問題です

  • 「洗剤」「除草剤」「肥料」「ペット用品」「芳香剤」等の名目でも、含有成分が規制対象であれば販売禁止となります。
  • ❌ 中国で合法に販売されている農薬・化学物質でも、日本未登録・未承認であれば販売できません。

📖 根拠となる日本の法律

法律名 主な規制内容・罰則上限
毒物及び劇物取締法 毒物・劇物の製造・販売・授与には登録が必要。無登録販売禁止|懲役3年以下または200万円以下の罰金
農薬取締法 日本未登録農薬の販売・使用禁止|懲役3年以下または100万円以下の罰金
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法) 第一種・第二種特定化学物質の製造・輸入・使用規制|懲役5年以下または100万円以下の罰金
労働安全衛生法 製造禁止物質・特定化学物質の取扱い規制|懲役6月以下または50万円以下の罰金
消費生活用製品安全法 有害物質を含む消費生活用製品の販売禁止(SG基準等)|懲役1年以下または100万円以下の罰金

🚫 販売禁止・要注意商品

▼ 農薬(日本未登録農薬の販売は全面禁止)

💡 日本では農薬取締法により、農林水産省に登録された農薬のみ販売・使用が認められます。
「有機農薬」「天然成分」「無農薬農薬」等の表記があっても、日本未登録であれば販売禁止です。

違反パターン 具体例・注意点
日本未登録農薬の販売 中国・海外製の殺虫剤・除草剤・殺菌剤等。日本で登録番号のない農薬はすべて販売禁止
農薬を農薬と表示せず販売 「植物活力剤」「防虫スプレー」等の名目で農薬成分を含む商品を販売するケース
禁止農薬・残留農薬基準超過食品 DDT・BHC等の禁止農薬を含む商品、残留農薬が食品衛生法の基準を超える食品
家庭用殺虫剤の成分規制違反 ピレスロイド系・有機リン系の含有量が基準を超える殺虫剤

▼ 毒物・劇物(無登録販売禁止)

品目 注意点
強酸・強アルカリ系洗浄剤 塩酸・硫酸・水酸化ナトリウム等を高濃度で含む業務用洗浄剤。毒物・劇物に該当する濃度は販売業登録が必要
有機溶剤・シンナー類 トルエン・キシレン・メタノール等を含む製品。濃度・用途によって劇物指定
ネズミ・害獣駆除用薬剤 有効成分の種類・濃度によって毒物・劇物に該当。無登録販売は違法
業務用漂白剤・除菌剤 次亜塩素酸ナトリウム等の高濃度品。一般消費者向け販売には濃度制限あり

▼ 特定化学物質(製造・輸入・使用規制)

物質・商品カテゴリ 注意点
PCB・ダイオキシン類含有製品 製造・輸入・使用が原則禁止。古い電気機器等に含まれる場合あり
石綿(アスベスト)含有製品 石綿含有建材・断熱材等。製造・輸入・使用が禁止
特定フロン・代替フロン 業務用冷凍空調機器等に含まれる冷媒。フロン排出抑制法による規制
PFAS(有機フッ素化合物)含有製品 PFOS・PFOAを含む製品(撥水加工品・消火剤等)。化審法による輸入規制対象

▼ 一般商品に紛れやすい要注意商品

⚠️ 以下は「普通の商品」に見えても成分次第で違法になるケースです

商品カテゴリ 確認すべき点
中国製ペット用ノミ・ダニ駆除商品 農薬成分・毒物劇物成分の含有有無と日本登録状況を確認
中国製除草剤・肥料 農薬登録番号の有無を確認。「肥料」名目でも農薬成分含有なら農薬取締法の対象
アロマオイル・エッセンシャルオイル 特定成分(サリチル酸メチル等)の高濃度品は毒物・劇物に該当する場合あり
業務用洗浄剤・強力クリーナー 酸・アルカリ濃度を確認。濃度によって劇物指定を受ける
花火・煙幕・発炎筒 火薬類取締法の規制対象。PSCマーク確認が必須

📋 実際の処分事例(確定した処罰)

【懲役2年・執行猶予3年・罰金50万円 確定】日本未登録農薬のネット販売
2022年 埼玉地裁
中国から仕入れた未登録農薬をECサイト・フリマアプリで販売。農薬取締法違反で懲役2年・執行猶予3年・罰金50万円の判決が確定。「除草効果が高い」と宣伝し多数販売していた。
▶ 根拠:農薬取締法第31条 (出典:各報道機関)


【罰金100万円 確定】無登録での毒物販売
2021年 東京簡裁
毒物に指定される成分を含む業務用洗浄剤を、毒物劇物販売業の登録なしにECサイトで販売。毒物及び劇物取締法違反で罰金100万円の略式命令が確定。
▶ 根拠:毒物及び劇物取締法第22条 (出典:各報道機関)


【行政処分・販売停止命令 確定】農薬成分含有「除草剤」の販売
2023年 農林水産省
「天然成分」と表示した除草剤に農薬登録が必要な成分が含まれていたとして、農林水産省が販売停止命令を発出。ECサイトの商品も一斉削除。
▶ 根拠:農薬取締法第15条の2 (出典:農林水産省 公式発表)

✅ 出品前の確認事項

確認事項 根拠
❶ 農薬・殺虫剤は農林水産省の農薬登録番号を確認する 農薬取締法(懲役3年以下または100万円以下の罰金)
❷ 毒物・劇物に該当しないか成分・濃度を確認する 毒物及び劇物取締法(懲役3年以下または200万円以下の罰金)
❸「天然」「有機」「無農薬」等の表記があっても日本登録確認が必要 農薬取締法。表記・原材料に関わらず成分が判断基準
❹ 中国製ペット用品・洗浄剤は成分表を必ず確認する 毒物及び劇物取締法・農薬取締法・消費生活用製品安全法
❺ PSCマーク・SGマーク等の安全基準適合品か確認する 消費生活用製品安全法(懲役1年以下または100万円以下の罰金)

🛒 正しい売り方ガイド

💡 農薬・化学物質に関連する商品の正しい表記指針
殺虫剤・除草剤・洗浄剤等は成分・濃度・用途の正確な表示が必要です。

❌ NG表現(違法・出品不可) ✅ OK表現(適法・使用可) 根拠
農薬登録のない除草剤・殺虫剤 農薬登録番号(農林水産省)を明記した登録農薬のみ販売可 農薬取締法(懲役3年以下)
「天然成分」「有機農薬」(登録なし) 農薬登録番号を取得した天然・有機系農薬のみ「天然」表記可 農薬取締法
「除菌・殺菌効果99%」(根拠なし) 「洗浄用」「清掃用」(効能数値は根拠データなしには使用不可) 景品表示法第5条
成分・濃度未記載の洗浄剤・漂白剤 全成分・濃度・注意事項を日本語で正確に記載する 毒物及び劇物取締法
「安全」「無毒」(根拠なし) 危険有害成分を含まない製品は安全データシート(SDS)を提示 消費生活用製品安全法

※本ガイドラインは2025年現在の法令に基づいて作成されています。法改正により内容が変更される場合があります。


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prohibited/section_07.txt · 最終更新: by miyahara

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